アルバイト

映画村その3

| コメント(0) | トラックバック(0)

翌週はサイン会の会場整理。

サインをするのは山城新伍。

実は彼、15年前に白馬童子でブレイクした後あまり目立っておらず

前年”白馬童子よ何処へ行く”という本を出して再デビューを果たそうという時でした。

そして一冊5百円也の本を買ったら本にサインをして握手をしようという企画です。

ところが開場時間になっても客は2,3人しか来ません。

彼もがっくり、私たちもすることが無くしらけていました。

その時別の場所で歌謡ショーが始まる予定だったので急遽サイン会を取りやめそちらへ。

そして満員の客の前で司会者が紹介、今本を買うとサインをしますと言うと

舞台の下から五百円札を手に持った人が我も我もと前に詰めかけます。

群集心理とは恐ろしいもの、会場は殺気立ち、

バイトの私たちは舞台へ上がり山城新伍や他の俳優ががサインをした本を持っては舞台の前へ行き

金と引き替えに本を渡すという作業をしました。

そして100冊あった本はあっという間に完売しました。

彼は余程嬉しかったんでしょう、

舞台から降りると私の手を両手で握り何度も何度も有難うと言っていました。

その後順調にカムバックでき”ちょめちょめ”などで有名になったのは

皆さんご存知の通りです。



映画村その2

| コメント(0) | トラックバック(0)

オープン2日目も駐車場の整理。

すると11時過ぎに突然一人の社員が走ってきてすぐレストランに行けとのこと。

レストランに行くとそこは大パニック状態。

すぐそこにある白衣を着てウエイターをしろと言われ、

何も知らないまますぐに料理運び。

いやはやひどいところでした。

システムも何もあったものではありません。

これでも儲かるのだから商売とはわかりません。

                            (続く)



映画村その1

| コメント(0) | トラックバック(0)

数々のバイトの中でも特に変わったものはあの有名な京都太秦の東映映画村です。

ここでは色んなことをしました。

映画村オープン初日は正面駐車場の整理です。

ところがスタッフもこんな事をするのは初めて(みんな東映の社員)だから

マニュアルも何もあったものでは無くただバタバタするだけ。

バイトに指示出来る人もいなくてんやわんや。

しかも悪いことに(?)予想をはるかに凌いで次から次へと来場者の波。

駐車場はめちゃくちゃ。映画村の中も人、人、人でめちゃくちゃ。

6時に閉村したときにはもう元気な者はいませんでした。

バイトの一部がひどすぎると文句を言い出しました。

すると幹部達がひそひそ。

明日もバイトが来ないと(明日は日曜日)大変な事になると思ったらしく

1日3千円だったバイト代に大入り袋として500円追加してくれました。

                                    (続く)



箸屋

| コメント(2) | トラックバック(0)

大学に入って最初のバイトは四条河原町と烏丸の中間にある箸屋さんでした。

とても良い場所なので観光客が大勢買いに来られます。

外国人もしょっちゅうだったので得意(?)の英語で必死に接客しました。

皆さんもご存知のように高級店の箸は良い材質できれいな袋に入っています。

大衆店では箸立てに裸で入っています。

少しましな店は普通の箸が袋に入っています。

この袋に入れる作業もずいぶんやりました。

左手に箸袋の束を持ち、右手で箸を1本ずつ刺していきます。

慣れたら10分で1000本ぐらいはできました。

ところがここで不思議に思ったことがあります。

きれいな袋にきれいな箸。

これを10分触った私の手はどういうわけか真っ黒でした。

この箸で皆さん食事をされるのですね。



ラムネの検品

| コメント(0) | トラックバック(0)

こんにゃくのつぎはラムネ製造です。

コンベアーに乗って次々にできてきます。

と、言えばカッコいいのですが

ガッチャン、ガッチャン言いながら一回りしてできたラムネは検品しなければいけません。

検品方法ですか?。

電気スタンドの前でパッとひっくり返します。

ガラス片がキラキラ輝きながら落ちてくるのが見えたららアウトです。

(これは従業員が休憩時に飲みます。

1/5残したら良いそうです。)

私が未だに何とも無いからこの検品方法は正しかったのでしょう。



蒟蒻屋

| コメント(0) | トラックバック(0)

高校、学生時代、数々のバイトをしました。

一番最初は高1の夏休み、ラムネ屋に行きました。

ところが行ってびっくり、そこで最初にやらされたのが蒟蒻製造でした。

実はそこのラムネ屋さん、同じところで蒟蒻も作っていたのです。

蒟蒻の粉に水と炭酸ソーダを入れてかきまぜながら熱していきます。

できたどろどろ状態の物を型に詰め、熱湯につけて茹でます。

そしてできあがった蒟蒻を切り取りながら水槽に投げ込みます。

これが暑いわ(体)熱いわ(手)で地獄でした。

根性の無い今の私にはもうできないでしょう。

冷房のないサウナ室のような部屋でがまん大会をしているようなものでした。



アーカイブ

最近のコメント

送料込 ブレンド3種類入 お試しセット 100g×3種⇒1240円、200g×3種⇒2170円

メッセージカード同封いたします

売れ筋ランキング
第1位
鞆の浦ブレンド
鞆の浦ブレンド
620円 / 200g
第2位
ゴールデンブレンド
ゴールデンブレンド
620円 / 200g

第3位
鞆の浦ブレンド
鞆の浦ブレンド(業務用)
2,480円 / 1kg(5kgより)
第4位
イタリアンブレンド(業務用)
イタリアンブレンド(業務用)
2,480円 / 1kg(5kgより)

第5位
モカ
モカ
700円 / 200g