2007年4月アーカイブ

かまど

| コメント(1) | トラックバック(0)

私が生まれたのは昭和29年です。

戦争が終わってまだ9年です。

4歳まで広島県の北部にある甲奴町にいました。

雪が良く降るところでした。

父親が大きな雪だるまを作ってくれたのを覚えています。

家にはまだ電気炊飯器はありません。

ガスこんろもありません。

母親がかまどに火をおこし、炊事をしていました。

母親から聞いたことですが私は粉ミルクを飲んでいたので

夜中に飲ませる時はかまどに火をおこすところから始まったそうです。

今の母親には絶対できないでしょう。

電気炬燵はありましたが今のような形では無く

(あんかを大きくしたような)四角い箱のようなものです。

ですから足を中に入れるというのでは無く、

足を当てるといった感じです。

その炬燵にあたりながら

ラジオから流れてくる相撲放送を聴いていた記憶があります。

一番の娯楽はラジオです。

朝はいつも”パパ行ってらっしゃい”を聴いていました。

中村メイコさんが何役もやっていました。

主題歌は

  時計がね 鳴りました
  きーたん何時かわかるでしょう?

  わかりますよ えーとね えーとさ わかんない

  ほらほらパパのお出かけよ
 
  パパのかばん持ってあげる
  
  お靴もぴかぴかみがいたら  
  駅までパパをお見送り
  
  パパ行ってらっしゃい
  パパ行ってらっしゃい
  パパ行ってらっしゃーい

こういうどうでもいいことを本当に良く覚えていると

自分でも感心します。



島崎藤村

| コメント(0) | トラックバック(0)

学生時代に破戒と夜明け前を読みました。

少し難解でした。

世間に対して問題提議をしていると感じました。

でも彼のすばらしさは作詞です。

「千曲川のスケッチ」は最高です。

小諸なる古城のほとり
雲白く遊子(ゆうし)悲しむ
緑なすはこべは萌えず
若草も籍(し)くによしなし
しろがねの衾(ふすま)の岡辺(おかべ)
日に溶けて淡雪流る

あたゝかき光はあれど
野に満つる香(かおり)も知らず
浅くのみ春は霞みて
麦の色わずかに青し
旅人の群はいくつか
畠中の道を急ぎぬ

暮行けば浅間も見えず
歌哀し佐久の草笛(歌哀し)
千曲川いざよう波の
岸近き宿にのぼりつ
濁(にご)り酒濁れる飲みて
草枕しばし慰む


椰子の実もいいですね


名も知らぬ 遠き島より
流れ寄る 椰子の実一つ

故郷(ふるさと)の岸を 離れて
汝(なれ)はそも 波に幾月(いくつき)

旧(もと)の木は 生(お)いや茂れる
枝はなお 影をやなせる

われもまた 渚(なぎさ)を枕
孤身(ひとりみ)の 浮寝(うきね)の旅ぞ

実をとりて 胸にあつれば
新(あらた)なり 流離(りゅうり)の憂(うれい)

海の日の 沈むを見れば
激(たぎ)り落つ 異郷(いきょう)の涙

思いやる 八重(やえ)の汐々(しおじお)
いずれの日にか 国に帰らん

いいですねー。

友人Mが音楽のテストで島崎藤村を勘違いし

”ふじむらとうそん”と書きました。

漢字で書くと”藤村藤村”となりおかしいと思いました。

でも何故おかしいか考え付かず、仕方なく

”藤村とうそん”と名前をひらがなで書いたのでした。

勿論バツがついた上に珍答ということで皆に披露されました。



許容

| コメント(0) | トラックバック(0)

人は一人ひとり考えが違います。

違って当たり前です。

似た考えの人もいます。

全く逆の人もいます。

でもそれぞれが違うことを認め合うのは大切です。

自分と違う考えの人を否定するのはだめです。

「私はあなたの意見に反対だ。

しかし、私は命を賭けてあなたがそれについて発言する権利を守るであろう。」

ヴォルテールの言葉です。



折れ線グラフ

| コメント(0) | トラックバック(0)

クローズアップ現代と言う番組をよく見ます。

冷静な分析で現代の問題点を指摘してくれます。

でも今日の番組で気になるところがありました。

あることが増大していることを折れ線グラフで示していました。

気になったのはそのグラフで二重波線を使っていたことです。

ご存知のように大きい単位での推移は普通に表すと殆ど変化が見えないため

下に二重波線を入れて不要なところを省略します。

ところがこれをマス・コミは多用するように思えるのです。

0から1目盛の間に二重波線を入れ1目盛目を1000とします。

そして2目盛を1100、3目盛目を1200とします。

あるものが1年目は1000、2年目は1100、3年目は1200と伸びていたら

このグラフを一見したら倍倍に見えるのです。

この事を視聴者が理解していたら問題は無いのですが

そうとも言えないように思えます。

そしてナレーションはその伸長ぶりを強調するのですから尚更です。

マス・コミも自重して頂きたいし

視聴者も勉強しなければと思いました。



お礼参り

| コメント(1) | トラックバック(0)

昨日吉備大臣宮へお礼参りに行きました。

有名な吉備真備公を祀った神社ですが普段はひっそりとしています。

社務所も閉まったままです。

私の福山の実家へ行く途中にあり

長男が高校受験以来次男の高校受験、長男の大学受験、

次男の大学受験、次男の就職活動、

そして親戚や友人達の子供の受験とことある毎にお願いしてきました。

そして今年長男の国家試験をお願いし、

先月無事合格したのでそのお礼参りでした。

世間ではあまり認知されていないようなので

真備公が一人あたりにかける力が多いと思えてずっとお願いしてきました。

今までの成績は7勝2敗と優秀な結果でした。

我が家はこれで一段落です。

次はどこの家庭を助けられるのでしょうか。



冷たい雨

| コメント(0) | トラックバック(0)

昨日に続いて歌詞にいちゃもんです。

荒井由美の名曲「冷たい雨」ですが

   冷たい雨にうたれて 街をさまよったの

   もう許してくれたって いいころだと思った

部屋にもどって ドアをあけたら

   あなたの靴と 誰かの赤い靴

あなたは別の人と ここで暮らすというの

   こんな気持ちのままじゃ どこへも行けやしない

本当に何ヶ月雨の中をさまよったんでしょうねー。



雨上がりの朝

| コメント(0) | トラックバック(0)

雨上がりの朝はとても爽やかです。

ダ・カーポの歌の冒頭を思い出します。

綺麗な明るい歌なのに悲しい歌詞でした。


  雨上がりの朝 届いた短い手紙

  ポストのそばには 赤いコスモス揺れていた

  結婚するって 本当ですか

  机の写真は 笑っているだけ

  ほんの小さな 出来事で

  別れて半年 経ったけれど

  やさしい便りを 待っていた

  待っていた


私たちの世代の懐メロです。

でもたった半年で別の人と結婚するなんて。

別れて良かったんじゃないでしょうか。



桜吹雪

| コメント(0) | トラックバック(0)

雨が降りそうです。

桜も終わりでしょうか。

雨じゃなく

桜吹雪で終わらせたいですね。



筒井康隆

| コメント(1) | トラックバック(0)

筒井康隆と言えばドタバタナンセンスだと

顔をしかめる方もおられると思いますが

彼はもちろん有能なSF作家です。

SFというジャンルをここまで高めるのに貢献した一人と言えるでしょう。

40代以上なら誰でも知っている”時を駆ける少女”も彼の作品です。

私が最初に読んだのは学生時代の”心狸学 社怪学”でした。

馬鹿馬鹿しいけど何かそれだけではすまないものを感じました。

又、最近ではマス・コミによる言葉狩りに激しく抵抗し

気骨のあるところを示しました。

”旅のラゴス”や”文学部唯野教授”はお薦めです。



| コメント(0) | トラックバック(0)

街中を走っていると至るところに桜の木があります。

とてもきれいです。

花びらが散り始めました。

散るときはさらにきれいです。

でももうすぐ見られなくなると思うと寂しくなります。

又1年先までお別れです。



アーカイブ

最近のコメント

送料込 ブレンド3種類入 お試しセット 100g×3種⇒1240円、200g×3種⇒2170円

メッセージカード同封いたします

売れ筋ランキング
第1位
鞆の浦ブレンド
鞆の浦ブレンド
620円 / 200g
第2位
ゴールデンブレンド
ゴールデンブレンド
620円 / 200g

第3位
鞆の浦ブレンド
鞆の浦ブレンド(業務用)
2,480円 / 1kg(5kgより)
第4位
イタリアンブレンド(業務用)
イタリアンブレンド(業務用)
2,480円 / 1kg(5kgより)

第5位
モカ
モカ
700円 / 200g