ハロー・グッバイ

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

ラジオで喜多条忠のインタビューを聞きました。

彼はかぐや姫の詞をたくさん作っています。

デビュー作は”マキシーのために”です。

”神田川”は30分で作った詞だそうです。

できてすぐ南こうせつに電話で伝えたら

(その頃はファックスはありませんでした)

3分後には曲をつけて電話口でこうせつが歌ったそうです。

面白かったのは”ハロー・グッバイ”の詞の話です。

この歌はアグネス・チャンの”冬の日の帰り道”のB面でした。

それを柏原芳恵が歌ってヒットしたものです。

南こうせつのお兄さんが大分で喫茶店を経営していて

紅茶が美味しい店でした。

白いカップにハロー、ソーサにグッバイと書いてあり

紅茶を飲むたびにカップとソーサが離れたりくっついたりするのを

詞にしたそうです。

才能がある人は違うと感心しました。

その事からあの詞が書けるなんて。

誰にでも書くことの出来る詞というもので

金儲けが出来るのは人並みはずれた感覚が必要なんですね。

紅茶のおいしい 喫茶店
白いお皿に グッバイ…バイ…バイ
そしてカップに ハローの文字が
お茶を飲むたび 行ったり来たり
できることなら 生まれ変われるなら
私 こんなかわいい カップになりたい
あなたは 銀のスプーンで
私の心を くるくるまわす

レースの飾りの 向こうには
窓に映った プラタナス…ウ…ウ
吹き来る風は まだ冷たくて
まるであなたの 手のひらみたい
できることなら 生まれ変われるなら
私 春のきれいな 夕陽になりたい
静かに そっと燃えながら
あなたの心に 沈んでみたい

紅茶のおいしい 喫茶店
白いお皿に グッバイ…バイ…バイ
そしてカップに ハローの文字が
お茶を飲むたび 行ったり来たり