三つ子の魂

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

私が小学生の頃よく遊んだのが福山市の中央公園です。

ただ広いだけで何も無く、夏になるとお化け屋敷ができたり

時々プロレスの興業があったりしました。

モーターショーがあってワッペンを貰って回ったのも覚えています。

5年の頃、市民会館ができてとても立派な公園に変身しました。

2,3年の頃そこには紙芝居のおじさんや

関東煮(かんとうだき おでんの事)のおばさんが来て子供に人気がありました。

紙芝居を見るためには水飴を買わなければいけません。

1本5円の水飴を舐めながら紙芝居を見ます。

最初にクイズがあります。

私は得意だったのですぐ手を挙げていました。

正解すると水飴をもらえます。

5円でいつも2本 手に入れていました。

3問ぐらいあったのですが2回目はもう答えさせてくれません。

おじさんは公平だったのでしょう。

紙芝居で最も多かったのが「黄金バット」です。

後に中学生の時テレビで放映され子供ながら懐かしかったものです。

関東煮も1本5円でした。

1日10円の小遣いでしたから紙芝居を見ても1本買えます。

子供心に大きいのを選びます。

するとコンニャクか竹輪になります。

食べた気になるためカラシをたっぷりつけます。

鼻にツーンとくるのがたまりません。

涙がでます。

その時からおでんはコンニャクが一番好きになりました。

次に好きなのが豆腐です。

以前友人たちと飲みに行っておでんの盛り合わせを頼んだときのことです。

皆が好きなものから食べようと決め

私がコンニャクと豆腐と言ったら全員が驚きました。

全員いわく一番最後に残る2つだそうです。

みんなハングリーな子供時代を送っていないんですね。