コロンビアやグァテマラには小石が良く入っています。
ブラジルにはとうもろこしが入っています。
不思議なようですが日本でも私たちの年代だったら
米に小石が入っているのを食べて
嫌な思いをした経験があるでしょう。
その異物ををハンドピックで取り除くのですが
時にすごく入っている袋があります。
以前コロンビアの豆70kgの袋に200gの石があり
嫌がらせかと思ったくらいです。
以前、水産関係の人から聞いた話ですが
魚も目方で仕入れるため
外国から輸入した魚の肛門に鉛球が詰め込んであったそうです。
あまり異物が多いとそう勘繰ってしまいそうです。
]]>中米も集中豪雨で大きな被害が出ています。
エルサルバドル、グァテマラ、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカと言った国々です。
これはコーヒーの相場にも少なからず影響が出ると思います。
当店もグァテマラはそれなりに使用しています。
心配です。
]]>コーヒー豆も同様です。
当然ですが豆の一粒一粒に産地名は書いてありません。
同じ豆でも焼き方によって味が変化します。
ですから偽装しようと思えば割りと簡単にできます。
たとえ小売店が良心的にやっていても
小売店に入ってきた豆が偽装されていてはどうにもなりません。
生豆の袋で産地やグレードはわかりますが
極端に言えば袋を入れ替えてある恐れもあります。
船で運ぶ途中で海水をかぶったりカビが生えたなどの
事故品を専門に扱う業者もいて
それを洗ったり磨いたりして正規品に戻す業者もいます。
冗談で言われるのが袋は古いのに縫ってある糸が新しいというのがあります。
結局信頼できる生豆問屋と取引するしかありません。
当店にも時々生豆業者から電話やDMやメールで取引の依頼があります。
中には安い値段で売り込んでくるところもあります。
そういったのにすぐに飛びつく小売店もあるようですが
それはコーヒー豆の実情を知らないか
知っていても値段の誘惑に負けるかのどちらかです。
だまされる方の姿勢にも問題があるでしょう。
]]>大手を中心としてコーヒー豆の値上げが実施されました。
でもこの2〜3ヶ月、コーヒー豆値上げの報道が目に余る程です。
毎日のようにお客様からいつ値上げするのか聞かれます。
インタビューで もうコーヒーを飲めなくなるとか
喫茶店の廃業が相次ぐだとか
あまりにもおおげさすぎます。
喫茶店の衰退はもっと別の次元の問題です。
週刊ダイ○モン○と言えば今までハイレベルで信頼性の高い雑誌だと信じ
書いてあることはすべて本当だと思っていました。
でもそれに書いてあるコーヒー豆暴騰に関する記事を読んで
一挙に疑心暗鬼になりました。
記事は数字を挙げて論理的な内容です。
私が業界のことを知らなければなるほどとうなずくものです。
でもそこにあげてある数字が実際とはかけはなれています。
ある喫茶店の例をあげて
「1杯のコーヒーは400円で、原価は今の100円から13円上昇する。
これでは利益は出ない。」とあります。
まず問題は原価が100円だというところです。
当店が喫茶店に卸している豆の売価は100g300円が殆どです。
これを1杯あたりの価格にすれば30円です。
ペーパーフィルターは1枚3円も考えれば十分です。
湯をわかすガス代などは光熱費ですから水の値段は知れています。
ミルクとシュガーも今は殆どの人がブラックですから
5〜10円考えれば多いくらいです。
トータルしても原価は40円にしかなりません。
そしてコーヒー豆を20%値上げしたら6円上がります。
売価から言えば1.5%の値上がりです。
つまり雑誌に書いてある基本的な数字が違うのですから
論法自体が成り立ちません。
13円の値上がりを10〜20%だと考えたら
100g650〜1300円の豆を買っているようです。
私が知っている範囲には
そんな高い豆を使っている喫茶店はありません。
ホテルの高い喫茶コーナーでも逆に1杯20円くらいの安い豆を使っています。
考えてみたら雑誌編集者やライターが
取材する業界の専門知識を持っているはずはないので
取材先から聞いたことを丸呑みして書くようになります。
それでも400円の売価で
100円の原価が113円になったら利益が出ないとは
少し考えが弱い気がするのですが
言われる通りを書いていたら思考回路も停止するようです。
これからは他業界の話も眉に唾して読むようにしましょう。
]]>大手は3月からの値上げを発表しました。
私が今まで経験した中で最もひどい状況です。
14年前にも大暴騰しましたが数ヶ月で沈静しました。
そのときも大手は値上げをしましたから下がった後は儲けたことでしょう。
3年前も暴騰し、そのときは当店も値上げに踏み切りました。
ところが今回の状況はいつもと違うようです。
普通どこかの産出国で霜などでの不作が報じられると
投機筋が介入し必要以上に価格が上がってしまいます。
でも投機筋は売り抜けて儲けるためにするのですから
ある程度上がったら売ってしまい
その後は適正価格に戻っていきます。
それが今回の暴騰には投機だけでなく
中国、ブラジルでの需要増がからんでいるようです。
と言うことは投機が終わった後も
もう元には戻らない可能性があるようです。
本当に困ったものです。
お客様からは値上げしないのかとか
値上げしてもいいよとか言ってもらえます。
でももう少し頑張ってみるつもりです。
これ以上価格があがらないよう祈るだけです。
]]>一時よりは入るようになりましたが
それでもまだ輸入の半分ははねられているようです。
その為価格は高止まりとなっています。
その問題が解決しないのに
今はコロンビアの高騰が大きな問題となっています。
不作もありますが最大の要因は投機目的の売買です。
大手は次々と値上げを表明しています。
でも当店のような零細はなかなか言えません。
本当は小さいところの方が苦労の度合いは大きいのですが
困ったものです。
]]>減産、旱魃などが原因ですが
最も大きな要因はニューヨーク市場での投機です。
生産国で何かマイナス要因が出ると
すぐに投機が入り必要以上に相場が跳ね上がります。
いつもならそこそこ上がったら元に戻っていくのですが
今回は終わりが未だに見えません。
大手コーヒーメーカーは春からの値上げを発表しました。
新春早々、頭の痛い話です。
]]>単品種のコーヒーの事です。
有名なのはブルー・マウンテン、モカ、キリマンジャロなどですが
グァテマラ、マンデリン、コロンビアなど1種類の豆であれば
すべてストレートコーヒーです。
その対語がブレンドコーヒーで
普通は3〜4種類の豆を配合してつくります。
ストレートコーヒーはその豆それぞれの特徴があり
長所もあれば短所もあります。
(ブルマンだけはすべての調和が取れて
非のうちどころが無いと言われています。)
それらをブレンドすることによって
より多くの長所を持ったコーヒー豆に仕上げる事ができます。
そのストレートコーヒーですが間違った使い方をされる人がいます。
ウイスキーで水や氷を使わずそのままで飲む小さなグラスを
ストレートグラスとかショットグラスと言います。
そのためコーヒーにミルクや砂糖を入れずに飲むのを
「ストレートで飲む」と言っている人が時々おられます。
それはストレートでは無くブラックです。
通はブラックで飲むと言われますが
それは全く関係ありません。
時折コーヒー専門店の小難しい親父さんが
「味をわかるためにはブラックで。」
などと客に注文をつけるのを聞きます。
でも結局のところコーヒーは嗜好品です。
おいしく飲むために自分に一番あった飲み方をすれば良いのです。
コーヒー道を極めるために修行している方以外は
どうぞお好きな物をお好きなだけ入れて飲んでください。
]]>がらがらの在庫に3日分の注文が入り
早朝より焙煎です。
本日からエメラルド・マウンテンも販売です。
コロンビアの高級豆ですが
缶コーヒーのお陰(?)で有名になりました。
100g490円での販売です。
多分どこと比べても安いんじゃないかと思っています。
是非一度飲んで見てください。
その芳醇な味と香りに魅了されることでしょう。
]]>コロンビアの豆に馴染みの無い方も多いと思いますが
優れた品質の豆でまともなブレンドには大抵使用されています。
ベトナムが台頭する前は
ずっと長い間ブラジルに次ぐ第2の生産国でした。
CMで有名になったエメラルドマウンテンはコロンビアの豆です。
豆の大きさで大きいものをスプレモ、小さいものをエクセルソと呼びます。
コーヒー豆は不作になると必ずと言って良いほど投機が入ります。
そしてぐんぐんと価格が上昇します。
この上昇がいつまで続くか全く予測できません。
困ったものです。
]]>どういった味の豆がお好みかを尋ねたら
殆どの人が「酸っぱくないのを。」と言われます。
この比率は10年前も今も全く変りません。
未だにコーヒーの知識は広まっていないと痛感します。
それは多分に業界の責任でしょう。
自分たちに不利な知識を教えたく無いからです。
コーヒー豆は焙煎度合いで味が変ります。
深く煎れば苦くなり浅く煎れば酸味が残ります。
でもお客様が言われる酸味はきっと違います。
豆が古くなって酸化したために出てくる酸味のことです。
鮮度の悪い豆を売るために
そういう事実を隠しているのです。
酸化は温度が高いほど速く進みます。
これから夏にかけてますます酸っぱい豆が売られることになります。
これを見た目で判断するのは難しいでしょう。
唯一、判断材料になるのは
古い豆から出る油です。
豆が濡れたようにテカテカ光っていたらそれは豆から出た油のせいです。
ただし深煎りするアイスコーヒーなどは
半日もしないうちに油が出てきますからそれが絶対ではありません。
結局信頼できる店を見つけるのが最も確かな方法でしょう。
]]>今月から売り始めたのですが大人気で
早速追加発注をしました。
ドリップバッグにコーヒー粉とゼラチンが入っています。
カップにドリップバッグをセットして湯を注ぎ
粗熱が取れたらバッグを外して冷蔵庫で冷やします。
これだけでおいしいコーヒーゼリーの出来上がりです。
お中元にもうってつけです。
是非一度お試しください。
]]>2年前からモカが輸入停止になったので
国内流通分をかき集めるのが大変でした。
そしてついに底をつきつつあります。
そしてイエメンのモカ・マタリも同様に品薄になっています。
来月輸入される豆が通関できるかどうかにかかっています。
コロンビアも高騰しています。
コロンビアはブレンドのベースになる豆なので深刻です。
コーヒー豆は少し不作になるとすぐに投機がからんで
価格が上昇します。
ブルーマウンテンも数年前のハリケーンで
農園が大きな被害を受けてから未だに立ち直れません。
商売を始めてから今が最大の危機です。
早く元の状態になることを願っています。
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