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お中元

4回生の夏期休暇、地元の福山に帰省していました。
親が中元を贈るのを見て私もF教授にビールを1ケース贈りました。
感謝の気持ちからではなく卒業と就職で便宜を図ってもらおうとの下心からです。

F教授から早速礼状が届きました。
「結構な品を有難う、上洛の折りには一緒に飲みましょう。」

それから2週間後、京都に戻った私はF教授に電話をしました。
「おお、戻って来たのか。すぐ飲みに来い。」

F教授の家に行くとすぐに例の生協の2級酒がでてきました。
いつまで経ってもビールはでてきません。

私「先生、暑いですね。ビールを飲みませんか。」
F教授「ビール?ビールなんか無いぞ。」
私「えっ、先日お送りしましたが。」
F教授「ああ、あれならもう飲んだ。」
私「..............................」

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