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ロス・アンジェルスその1

平成元年の2月、大阪の伊丹空港から成田空港経由L・Aへと向かいました。

ロス・アンジェルスをよくロスと略しますがロスというのはスペイン語の冠詞です。

英語のTheと同じでロス・プリモス、ロス・パンチョスのロスだといえばおわかりでしょう。

初めての飛行機での長旅、私は貴重品を入れたバッグを機内に持ち込み足元に置きました。

それが失敗の始まりでした。

狭いエコノミーの座席、身動きがとれません。

途中ですごく気分が悪くなってきました。

今思えば当時は言われなかったエコノミー症候群だったのかも知れません。

辛かった時間も何とか過ぎ、アメリカ大陸が見えてきました。

北から来ているので見えているのはカナダのロッキー山脈でしょう。

心が高ぶってきました。

学校で習った地理が頭に浮かんできました。

夕刻に東京を立ってその日の朝、L・Aに着きました。(時差の為)

カリフォルニアの太陽は強烈でした。

添乗員から荷物は絶対離さないように注意がありました。

バスで移動が始まり添乗員が言いました。

「これからバスはディズニーランドへ向かいます。

行きたくない人はここで降りて夕方までにハリウッドのホテルに集合してください。」

私はディズニーランドに興味が無かったのと一人旅のスリルを期待していたので

迷うことなくそこで降りました。

すると40人ぐらいのうち降りたのは私を入れて4人でした。

バスが走り去り一人が

「まず昼食にしよう。」

と言い歩き出しました。

あとの3人がついていくと目の前に店が現れました。

その店はなんと なんと ”YOSHINOYA"です。

何でアメリカまで来て吉野屋なんかにと思いながら仕方なく入りました。

牛丼は”ビーフボウル、”味噌汁は”ミソスープ”です。

悲しい思いでアメリカ第1食目を食べ終わりました。


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