大江健三郎

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学生時代、文庫本になっているものはすべて読みました。

単行本は勇気と金がある時だけ買いました。

その頃一番好きな作家でした。

四国の山奥に生まれた秀才が天皇制や戦争犯罪、右翼、

性や生などあらゆるタブーにチャレンジしていく姿には共感を覚えました。

学生最後の頃に読んだ「見る前に跳べ」は

内容も素晴らしいものでしたがタイトルに引きつけられました。

この言葉は人生の教訓となりました。

Look,if you like. But you will have to leap.

(見たけりゃ見なさい。だけどあんたは跳ばなきゃならない)

30年経っても忘れられない1節です。