必要は発明の母と言いますが
発明という言葉で思い出すことがあります。
小学生の時、爪切りは今のように爪を納める箱はついていませんでした。
その為、爪を切るときは新聞紙を広げてその上で切っていました。
でも時々遠くまで飛ぶことがあり拾い集めるのに大変でした。
そんなある日ふと思いついた事があります。
爪切りの両側の隙間をセロテープでふさいでみたのです。
すると切った爪はセロテープにくっつき、終わってセロテープを剥がすと
爪は全部セロテープに付いて綺麗に捕れたのです。
すばらしい発明だと思いましたが
爪切りにセロテープを付けるのでは特許が取れるはずがありません。
そうやって数年爪を切っていましたが、
今のような箱型の爪切りが出来たときにはあっと言いました。
そうです。もう一ひねりができなかったのです。
それができていたらと思うと逃した魚のような気持ちになります。
でもそれができるかどうかの間にはすごく大きな溝があるんでしょう。
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