大学受験

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受験シーズン真っ只中です。

この時期になると思い出すことがあります。

私の最初の受験は兵庫県の関学でした。

三宮のホテルを予約し

当時は新幹線が福山まで来ていなかったので特急で行きました。

田舎の高校生ですからホテルへ泊まるのは初めてです。

前日の夕方ホテルに到着し、食事にレストランへ行きました。

入り口でチケットを渡すとテーブルまで案内してくれました。

そのテーブルには大きな皿が1枚置いてあり

その上に白い帽子のような物が置いてあります。

これが何をするものかわからず只じっと座っていたら

ウエイターは全く近寄ってきません。

まさか頭に被るんじゃないだろうかと(本当に)思ったりして

どうしようか聞こうかと考えていたら

一人の受験生らしい男子が一人入ってきました。

彼は慣れた雰囲気で席に着くとその白い布をさっと広げ

膝の上に置いたのです。

するとウエイターがすぐ料理を持ってきて皿に載せ始めました。

私もそれがナプキンだと気付き急いで膝の上に広げました。

するとウエイターが近寄ってきて料理を置いてくれたのです。

何て不親切なんだとずっと思っていました。

田舎の高校生がまともなレストランなんて入ったことがないのは当然です。

でもこのブログを書いていてはっと気付きました。

ウエイターが持ってこなかった理由を。

私が誰か待っていると思ったのかも知れません。

それなのに余計な気を利かせて膝の上に置くものだと教えたら

それこそ失礼な話です。

ともあれそういった事があり食事は味なんてわかりませんでした。

おまけにフォークとナイフです。

慣れていないので肩に余計な力が入り

食べ終わったときには疲れていました。

そして部屋に戻り明日のために早く眠りました。

ところが夜中に暑くて眼が覚めました。

汗をびっしょりかいています。

部屋の空調が暑すぎたのです。

ところがそれをコントロールできるなんて知りません。

その後は殆ど眠れませんでした。

翌朝眠い眼をこすりながらホテルに頼んでいた弁当を持って受験に行きました。

昼休みにその幕の内弁当を食べると冷蔵庫に入れていたような冷たさです。

食堂があって皆暖かい食事を摂っています。

こんなわけで最初の受験はさんざんでした。

試験が終わるとそのまま阪急電車に乗り京都へ行きました。

ここではクラスの同級生と一緒に

同級生の従兄弟の学生アパートに泊まることになっています。

立命館の試験は2日後と3日後の2日間、2学部受けます。

ですから3泊させてもらったのですが

友人と一緒だったので安心でした。