昨夜ラジオの野球放送を聴くと
解説を元南海の広瀬叔功さんがしていました。
この人は昭和30年代から40年代にかけて活躍した人です。
この人の活躍によって盗塁王という賞ができました。
31連続盗塁成功やシーズン盗塁成功率.957 (成功44、失敗2)という
とてつもない記録を作っています。
でも必要なときしか走らないという信念を持っていました。
アナウンサーが彼に「盗塁の極意はなんですか?」と尋ねました。
すると聞けば成程ですが思っていたのと違う答えが返ってきました。
私はスタートとかリードなどを言うと思っていましたが
彼はすぐさま「帰塁です。」と答えました。
帰塁の練習ばかりやってこれで大丈夫という自信がついたから
安心して盗塁ができるようになったそうです。
彼は完璧な盗塁を目指していました。
牽制球や2塁でアウトになっても良いからギャンブルで走るのではなかったのです。
やはり一芸に秀でた人の経験から出る言葉は
一味もふた味も違いますね。
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