ピントはずれ

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麻生さんがハローワークに行って若者に

「何かありませんかと言うんじゃ仕事は見つからない。

目的意識がないと雇う方もその気にならない。

何をやりたいか決めないと就職は難しい。」

と言っていました。

又馬鹿なことを言っていると思うと

案の定、新聞などで批判されていました。

これで思い出したのが

以前会社勤めで人事を担当していた時

合同就職面接会に参加した時のことです。

15年前も就職氷河期と言われていました。

その時取材に来ていたテレビ局にインタビューされて

私が答えたのが夕方のニュースで放映されました。

その内容は人事担当者にどんな学生を求めているかという質問で

私はそれに答えて

「あれがしたい、これがしたいでは無く

何でもやりますという学生です。

与えられた仕事を完璧にこなせて初めてあれがやりたいと言えるのです。」

と言いました。

当時の就職難でも一部の優秀な学生を除いて

甘い考えの学生が大勢いました。

当社が採用職種に貿易というのを書いていると

多くの学生が希望してきました。

私はその学生達に

「英語がしゃべれるの?」と聞くと

皆「いいえ。」と言って下を向きました。

只で外国へ行けるくらいの考えです。

女子学生も口を開けば「事務職を希望します。」です。

字が下手で簿記も知らず、計算にも弱く

人ともともに応対できる常識も無い学生がです。

ピントはずれは当時の学生も今の首相も同レベルかも知れません。