子供時代を福山で過ごしましたが
春休み、夏休みには母親の実家へ行きました。
実家は帝釈峡の近くです。
夏、朝起きると家の前にあるトマト畑でトマトをもぎ
冷たい山水で洗ってかぶりつきます。
このおいしさを知ったためにスーパーのトマトが食べられなくなりました。
家のすぐ裏は山があり
春にはその斜面にふきが生えます。
祖母がそれを折って煮物にしますが
ある時ふきのとうを摘んで味噌炒めを作ってくれました。
そのほろ苦さが何とも言えず美味で
子供心においしさが忘れられませんでした。
それから45年、春になるたびに
ふきのとうを思い出していましたが
スーパーでは目にすることはありませんでした。
それが今年なんとスーパーで販売しているではありませんか。
早速買ってネットでレシピを調べ妻が作りました。
ご飯に載せて食べ45年前が甦りました。
花粉がひどくて辛い今年の春ですが
幸せも感じられた春でした。
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