私は高校時代までを福山で過ごしました。
当店のブレンドコーヒーには福山の景勝地、鞆の浦に因んで
「鞆の浦ブレンド」と銘々しています。
その鞆の浦ですが先日地裁で
埋め立て・架橋事業の埋め立て免許を交付しないよう命じる判決が出ました。
翌日の新聞には大きく取り上げられ
原告団の喜びの声、県と市の納得がいかないとの声が載っていました。
一部、地域住民で推進派の憤りも取り上げられていました。
八ツ場ダムもそうですが
どうも本質的な問題についての報道は少ないようです。
有名な宮崎駿監督の判決支持の談話がテレビ、新聞で報道されました。
老若男女を問わず人気がある宮崎駿監督が支持すると言う事で
世論は判決を正しいと見るようになるでしょう。
鞆の浦を名前と景色しか知らない多くの人たちは
この景観を台無しにする暴挙を止められて良かったと思うでしょう。
でも実際はどうなんでしょう。
私自身は何とも言えないというのが本音です。
鞆は福山市の最南端で半島の先端にあります。
そこは昔からの町並みが残り風情もありとても良いところです。
と言うのは観光客の感想ででそこに住む人は違います。
道は狭い上に曲がりくねって 車がすれ違えない所も沢山あります。
その為産業は全く発展せず、人口はどんどん減っていく一方です。
景観のためにそこに住む人は我慢しろというのは酷な話です。
そういった事情からこの事業が起こったという点も
もっと報道してもらいたいものです。
推進派の市長が選ばれたのも民意といえるでしょう。
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