兎のサーフィン

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昨日の祝日は夢二郷土美術館に行ってきました。

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竹久夢二は岡山市に近い邑久の出身です。

邑久には夢二生家と隣に少年山荘を復元したものがあります。

私はここを2回訪れました。

夢二郷土美術館は岡山に来て少しして訪れたきりですから

かれこれ20年になります。

久しぶりに行った美術館ですがとても空いています。

と言うよりも私がいた30分の間、誰も入館して来ませんでした。

お陰で夢二の美術館を借り切った贅沢を味わえました。

昨年は百貨店で開催された展示会も見ましたから

馴染みのある絵ですが

一つ私の無知から新しい発見をしました。

それは「稲荷山」と言う絵で

鳥居が山に向かっていくつもある前に和服の女性が立っているものですが

その和服の柄に何と兎が青海波の中でサーフィンをしている姿が描かれているのです。

この絵が描かれたのは大正末期から昭和初期の事です。

その時代に兎のサーフィン柄の着物があるとは思えません。

これは夢二の遊び心だったんでしょう。

新しい発見に心が躍った体験でした。