ニュージーランド地震で被害にあわれた方はお気の毒です。
被災地を伝えるニュースの中に
地面の亀裂に入って記念写真を撮っている人がいました。
以前ロサンゼルス地震のとき
日本人が被災地で記念写真を撮っていて批判されました。
どの時代にもどの国にも無神経な人はいるようです。
あの阪神淡路大震災の後
1ヵ月後に仕事で神戸に行きました。
新幹線は不通のままで快速列車で向かいました。
列車が長田地区にかかると乗客はため息をもらすだけで
誰も声を出さなくなりました。
倒壊した建物、焼け野原、瓦礫の山、
残った家も屋根にブルーシートをかけて雨露を凌いでいました。
乗客の誰もが自分の事のように悲しんでいたはずです。
神戸に着いてからさらに悲惨な光景を目の当たりにして
辛い思いはますます大きくなりました。
そんな時記念写真を撮ろうなんて
一瞬たりとも考え付きませんでした。
それが当たり前の人間の考えのはずです。
他人の痛みをわかれとまで言いませんが
想像力もデリカシーも欠落した人がいるのは残念なことです。
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