代弁者

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世論調査の結果が頻繁に発表されます。

内閣支持率が上がった、下がったとかまびすしいですが

何のためにこんなに調査するのでしょうか。

我が家にも一度、某新聞社からかかってきたことがあります。

その時は我が家の家族構成を聞いて

家族の内で一番年下の有権者の意見を聞きたいと言われました。

それは次男になりますが次男は外出中でした。

それを言うと何時頃なら帰ってくるか聞き

その時間過ぎにもう一度かけてきて意見を聞いていました。

色んなサンプルの意見を集約するようです。

ただ素朴な疑問があります。

前回の総選挙のように政権選択の重要な場合でも投票率は70%程度です。

10人に3人はこの国がどうなろうが全く関心が無かったようです。

7人の中にも考えは無く、夫が言うからとか知人に頼まれたからといった

消極的な投票もあるはずです。

真剣に考えて投票している人は有権者の半分もいないかも知れません。

そんな無関心の人に世論調査の電話がかかってきたらどうでしょうか。

正直に関心が無いとかわからないと言う人もいるでしょう。

でも適当に答える人もいるはずです。

その場合の適当とは何でしょうか。

それは人気ワイドショーや報道番組のキャスターや

コメンテーターが言っていたことの受け売りになるはずです。

新聞やテレビや週刊誌が批判している事は正しくないことだと認識しているでしょう。

好感を持っているキャスターが言った意見、

つまり人気番組の主張が世論に大きく反映されるのではと思います。

そしてかの人気番組は自分たちの主張と似た世論の結果を発表して

自分たちは国民の意見の代弁者だとますます自信を持つのではないでしょうか。