憤り

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今流行のカフェなるものを始めたい若い人が多いようです。

小奇麗な洒落た店を夫婦や恋人と切り盛りする夢を描いているようです。

でも現実は殆ど失敗します。

随分前にも書いたことがありますが

カフェの経営は思った以上に難しく1年持つ店は珍しいと言えます。

ですから若い人がカフェを始めたいと言ってきたら

その人の経験や雰囲気を見て

殆どの場合、やめるよう忠告します。

すると大半の人が気分を害して帰られます。

やる気満々で仕入先を探しているのにやめるよう言われても

全く聞く耳は持ちません。

そんな時あるコーヒー豆店で

「頑張ってください。全面的に協力します。」

と言われたらどう思うでしょうか。

きっと大喜びで開店に突き進むことになります。

でもそういうコーヒー豆店が望んでいるのはただ自分の売り上げ、利益増だけです。

他人がどうなろうが全く気にしていません。

そして開店半年で挫折するまでコーヒー豆や器具を売って終わりです。

残念ですが失敗してわかるのでしょう。

私が懇意にしている中堅ロースターの社長にそう言ったら

その社長も同様に忠告していると言われました。

でも売り上げのために平気で勧める店があるのも事実です。

そういったやり方には憤りを感ぜずにはいられません。