横目

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荒井由実さんの「ひこうき雲」が注目されています。

彼女はこの曲以降大ヒットを続けました。

でも当時私は横目でちらっと見ていました。

と、言うのも私が好きだった「四畳半フォーク」とは

随分かけ離れたものだったからです。

裏にどぶ川が流れる狭くて汚いアパートで

安酒を飲みながら人生をニヒルに見つめた詩を唄っていた

「四畳半フォーク」に対し

田園調布に住むお嬢さんが歌うようなメロディーや歌詞は

遠い憧れではあったものの

手が届く物には思えなかったからです。

今は同じニューミュージックとジャンル分けされていますが

どこか引っかかるところがいまだにあります。