おいしいコーヒーの入れ方 その8

粉がセットできましたらドリッパーを軽くたたいて

粉の上が平らになるようにしてください。

薬缶で湯を沸騰させしばらく待ちます。(カルキを完全に飛ばします)

沸騰した湯は少し冷まさなければいけません。

沸騰してぐらぐら沸いている湯を使うと酸味が出る原因となります。

その為にも薬缶から細口ポットに移して温度を下げます。

湯の適温は85℃〜90℃ぐらいですがこれも目安ですから

あまり神経質になる必要はありません。

以前水温計を買って温度を計りながらドリップする人を見ましたが

ここまでいくと”オタク”でしょう。

適温に下がった湯を粉が全体的に湿るぐらい注ぎます。

20〜30秒くらい待ちます。その間に粉が膨らんできます。

見ていて気持ちが良いぐらいぷうーと膨らんできます。

その膨らんだ粉の中心から端に向かい渦巻きを描くように

ゆっくりと細く湯を落としていきます。

そしてドリッパーに溜まった湯が全部落ちきらないうちに

次の湯を同様に落としていきます。

2,3度に分けてこれを繰り返し必要量が落ちたら

ドリッパーをさっとはずします。

このときドリッパーの中にコーヒー液があってもそれは捨てて下さい。

勿体無いと思われるかも知れませんがこの残った液の中には

色んな悪い要素が残っています。

おいしく飲むために心を鬼(?)にして捨ててください。

以上を行う間に気温や段取りによっては

出来上がったコーヒーが少し冷めていることもあります。

そういう時にはサーバーを火にかけてさっと温めても結構です。

でも絶対に沸騰させないでください。

そして出来上がったコーヒーを予め湯を入れて温めておいた

コーヒーカップに注ぎます。

後はおいしく飲むだけです。

飲み方に規則はありません。

ブラックで飲まなければ駄目だ。

最初はブラックで、途中でミルクを入れ

最後は砂糖をいれて3種類の味を楽しめ。

など、色々言う人がいますが

コーヒーは嗜好品です。

自分の好きなように、

自分が最もおいしいと思えるように飲んでください。