郷に入れば

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フィンランドを旅した女性が語っていました。

船に乗り指定席で窓側に座っていました。

すると横の席に小さい女の子が座り親は一つ後ろの席に座りました。

彼女は拙い英語で女の子に窓側と替わってあげようかと言いました。

女の子は戸惑ったような顔になり、

親が女性に向かって半分叱る様な言い方で

「それはあなたの問題ではありません。」

と言ったそうです。

つまりもし女の子が窓側に座りたいなら

自分から替わってもらえないかと頼むべきで

それを他人から言うべきではないと言うのです。

これを聞いて考えさせられました。

向こうの良い点は子供の自立心を養おうとしているところでしょう。

反対に悪い点は他人の親切に対して無礼だということでしょう。

日本人なら大きなお世話だと思っても

殆どの人は柔らかくその理由を言うか笑顔で遠慮するかでしょう。

これが永年かけて培ってきた文化とか国民性とかいうものでしょうか。

この溝はとても深く、話し合って解決するものでは無いと思います。

でも郷に入れば郷に従えで

お互い相手の国の文化を理解し尊重し合うことが重要ですね。