Mは高校時代、当たり前ですが酒が全く飲めませんでした。
高校時代のある夏、数人で友人の家に遊びに行きました。
その友人の父親は小学校の教師でした。
ところがそこの母親がM達に出した飲み物はビールでした。
暑かったからとは言え、理解できない母親でした。
でも皆はそれなりに飲めたのですが、Mだけはだめでした。
ビールがきつくて飲めません。
仕方なく彼はビールを水で薄めて飲みました。
高校を卒業して私は京都の大学へ、Mは札幌の予備校に行くことになりました。
新大阪まで一緒に行き、
私は阪急電車で京都へ Mは伊丹から飛行機で札幌へと別れるとき
別れの杯を、ということになり
新大阪の駅ビルのレストランでビールを1本頼みました。
しかし彼は最初の1杯が半分までしか飲めず後は私が全部飲みました。
こんな彼がどう変わっていくかお楽しみに。
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