先日テレビで植村直己さんの特集を見ました。
登山には興味の無い私ですが
彼の生き方にはすごい共感を覚えました。
特に彼が講演で話していたことには感銘を受けました。
ある一つのことで有名になると講演会回りで金儲けをする人がいます。
その人たちの話の内容はワンパターンです。
最初は自分を卑下し、大きな目標の前に挫折しかけます。
ところがあるきっかけ(恩師や友人や妻のの言葉とか自身の不屈の闘志だったりします)
でそれに果敢にチャレンジし、ついに成し遂げます。
そして自分はこんなに立派な人間になったということを行間ににじませながら
「皆さんも大きな夢を持ちそれにチャレンジしていってください。
努力すれば必ず道は開けます。」
と結びます。
こういうのが嫌いな私はいつも冷めた目で見ていました。
でも彼の話は違っていました。
決して人の上に立って見下していません。
聞くと生涯質素な生活で、贅沢とか金儲けとは無縁だったようです。
彼の言葉に
「頭が良いから偉いんじゃありません。金持ちだから偉いんじゃありません。」
というのがありました。
現実は頭が良いから偉い、金持ちだから偉い、
大会社の社長や役員だから偉い、政治家だから偉いということになっています。
金儲けのうまい人が偉いなんて誰が決めたんでしょうね。
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