知人で大学の先輩でもあった事が判った伸城の石田さんがいます。
石田さんはギフトの販売という仕事がらもあるのでしょうが
祝儀、不祝儀の決まりを熟知されています。
私は若い頃そういうことは自然に覚えていくことだと思っていました。
ところが50を過ぎた今でも殆ど判りません。
理由は勉強不足もあるのでしょうが、
体験することがなかったことも影響していると思います。
核家族化(少し古い言葉?)で我が家には仏壇もありません。
長寿化で身内の葬儀に出ることも少なく、
それも式場でされるので(金さえ出せば)至れり尽くせりで
年寄りに指示されながら準備することもありません。
このままでは葬儀は国家資格を持つ専門家がいなければできない
特殊行事になるかもしれません。
先日、常連のお客様から香典返しの注文をたくさんいただきました。
私は”満中陰志”だと思っていました。
ところが石田さんにアドバイスを受けている時
何気なくお客様の宗派を聞かれました。
私が○○だと答えると
「それは神道だ。満中陰志じゃ無く偲び草だ。」
と教えていただきました。
びっくりしました。
全く知りませんでした。
さすがプロです。
もし石田さんに聞いていなかったら平気で満中陰志にしていたでしょう。
おかげでお客様にご迷惑をかけることも無く
恥をかくこともクレームを作ることも無く助かりました。
伸城 9611
わざわざ話のネタにしてもらってありがとうございます。ギフト屋は知っていなければならない常識的なことなので、たいしたことではありません。それと神道ではなく神統(しんとう)です。