私の好きな番組、”その時歴史が動いた”で
道鏡事件を取り上げました。
巷で色々面白く言われているこの事件を
どういった切り口で構成するか楽しみでした。
内容はやはり普通に言われている事と違い
道鏡は主体的役割では無く、
それよりも藤原仲麻呂の陰謀に主眼を置いていました。
そして孝謙天皇も擁護する内容でした。
これが近年の研究での見方でしょうから
興味深く見ることができました。
別部穢麻呂(わけべのきたなまろ)と改名させられた和気清麻呂も
当然正義の味方では無く(天皇制維持に貢献した人間は
明治時代以降必要以上に偉人にされています)
反道鏡派の人間としています。
このあたりは天皇史観が絡んでいるので
ともすれば私たちが学んだ歴史教育に
改めて疑問を持たされます。
今の中高生はこういった情報を簡単に手に入れることができ
羨ましくもあります。
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