今月初めて”ほのかの湯”へ行きました。
7時過ぎの露天風呂はまだ暗くなく、
いわゆる黄昏どきという時間です。
この黄昏どきに景色を見ると何か気持ちが休まります。
うっすらと浮かぶ月、かすかに見える星、
夕焼けに染まったあかね色の空。
こういった物を見るとき
古代人もこの風景を見ながら何かを考えていたのだろうと思ってしまいます。
黄昏どきは人間の心のふるさとの景色のように思えます。
黄昏は「誰そ、彼」(たそ、かれ)からきた言葉で
薄闇の向こうにいる人の顔がよく見えない時間を言います。
ちなみに似た言葉で今は殆ど使われないのが”かはたれ”です。
かはたれ(かわたれ)は「彼は誰}から転じた言葉で
夜明け時の薄明かりの事です。
日本人は素晴らしい言葉をたくさん作ってきたんですね。
コメント