昨日、太陽のことを書いたらカミュの異邦人を思い出しました。
高校時代に読んだこの本はその時にはあまり深く理解できませんでした。
その当時は映画の理由無き反抗と相通じる
体制や良識への抵抗を感じたものです。
社会人になってから読み返すと少し違っていました。
良識派、常識派といった人たちが普遍の(と思っている)モラルをかざして
他人の心や考えを評論したり批判する社会を告発していると思えました。
他人の心の中は見えません。
母親の葬儀で泣かない人は冷徹か心の強い人と決め付けてはいけません。
すばらしい小説です。
是非一度は読むことをお勧めします。
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