武力併合

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テレビでチベットの文化や風土を特集していたので興味深く見ていました。

チベットと言えば中国に武力侵攻され強制的に併合され

ダライ・ラマは亡命したと認識しています。

アメリカは中国を非難していますがふと考えました。

世界の歴史は殆どが武力併合だったのではと。

もちろん当事者のチベットの人たちの怒りや悲しみはわかりますが。

アメリカもネイティブから武力で土地を盗ったのではないでしょうか。

日本の歴史でもそうです。

なぜ北海道は日本なのでしょう。

アイヌ民族のものでは無いのでしょうか。

古くなりますが九州は熊襲タケルが、

吉備国は温羅が平和に統治していたのではないでしょうか。

カエサルやナポレオン、チンギス・ハーンは英雄となっていますが

侵略された方から見れば極悪人です。

私が高校生の時、友人と電車に乗っていたら

向かいの席に乗り合わせたおばさんが話しかけてきました。

色々話しているうちにふとおばさんが

「あんたら、天○の事をどう思うとる?」

と、聞いてきました。

私は少し考えて思うとおり答えました。

「昔の日本はたくさんの豪族が自分の領土を治めていて

その内の一つが力を伸ばし、周りを武力で従えていきました。

そしてついに日本全体を征服し、自分を天○と宣言したのだと思います。」

それを聞いたおばさんは

「やっぱりなー。今の学校はそんなふうに教えとるんなー。」

と、悲しそうに言いました。

私はそれを聞いてそれ以上議論しようとは思いませんでした。

本当は言いたかったのですが。

「やっぱりおばさんの時代はそんなふうに教えてしまったんですね。」

領土問題は複雑すぎます。

何千年も前に住んでいたから

ここは自分たちの土地だと言うことが許されたりするのですから。

結局、力を持った者の言うことが正しいのでしょう。