私が会社勤めをしている頃人事を担当していました。
ある日大学生の採用に関しての電話が入りました。
電話の主はある国会議員の秘書でした。
その国会議員とは元J党で今は無所属になっている大物で
その議員がJ党で総理候補と言われていた頃のことです。
私はあっけにとられました。
私のいた会社はその政治家とは何の縁も無かったからです。
それなのに何の前触れも仲介者も無く突然電話をしてきて
「○○大学の△△君がおたくの会社を希望しているので
よろしくお願いします。」
と言ってくるのです。
この根性というか神経というか大したものです。
このぐらいで無ければJ党議員の秘書はできないのでしょう。
支持者から息子の就職を頼まれたのでしょう。
これで合格すれば議員の手柄です。
不合格なら頑張ったけれど残念だったとなるんでしょう。
因果な商売です。
因みにその学生は能力は普通でしたが
面接で小ずるい性格が垣間見えて
全員一致の判定で不合格となりました。
伸城 9611
やったやった。よく落としましたね。