実態

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クローズアップ現代で

苦悩する中国経済を特集していました。

米国への輸出に頼っていた家電メーカーが

米国への輸出が激減したため

方針を変更し農村部への売り込みに力を入れ始めました。

政府も後押しして価格の13%を補助します。

ここまで見ていて驚いたのは

中国には都市部と農村部という別世界があると言うことです。

私たちがつい最近まで中国が経済発展を続けていると思っていたのは

都市部だけの中国だったのです。

農村部は日本の昭和30年前半のようなレベルです。

月収5千円で8千円の14インチカラーテレビは買えません。

小売店は政府の補助で売り上げが倍増すると思っていたのに

わずか10%の伸びにとどまりました。

政府が今まで農村部の生活レベルを上げることに

尽力してきたとはとても思えません。

大手企業とともに発展することだけを考え

米国の不況で大手企業が困りだしたら

その対策として農村部に売り込む援助をしています。

決して農村部の為に援助しているのではありません。

これが共産主義国家の実態だったのです。

その昔、ソ連を修正社会主義と批判していた国の本質は

ブルジョワジーによるブルジョワジーの為の共産主義だっと実感できました。