偽装

食品の産地偽装が時々ニュースになります。

コーヒー豆も同様です。

当然ですが豆の一粒一粒に産地名は書いてありません。

同じ豆でも焼き方によって味が変化します。

ですから偽装しようと思えば割りと簡単にできます。

たとえ小売店が良心的にやっていても

小売店に入ってきた豆が偽装されていてはどうにもなりません。

生豆の袋で産地やグレードはわかりますが

極端に言えば袋を入れ替えてある恐れもあります。

船で運ぶ途中で海水をかぶったりカビが生えたなどの

事故品を専門に扱う業者もいて

それを洗ったり磨いたりして正規品に戻す業者もいます。

冗談で言われるのが袋は古いのに縫ってある糸が新しいというのがあります。

結局信頼できる生豆問屋と取引するしかありません。

当店にも時々生豆業者から電話やDMやメールで取引の依頼があります。

中には安い値段で売り込んでくるところもあります。

そういったのにすぐに飛びつく小売店もあるようですが

それはコーヒー豆の実情を知らないか

知っていても値段の誘惑に負けるかのどちらかです。

だまされる方の姿勢にも問題があるでしょう。