接客マニュアル

連休2日目は久しぶりに最上稲荷の下にある健康センターに行きました。

ここは漢方湯が有名なせいもあるのでしょうが

入館者の平均年齢が他よりやや高めです。

それに対応する受付はてきぱきと処理していますが丁寧で

レベルが高いと感じました。

私が割引してもらえるある会社のカードを提示すると

「○○会社さんですね。いつもありがとうございます。」

との返事がすっと出てきました。

これはマニュアルでしょうか。

私にはそうは聞こえませんでした。

その一言で一日を気持ち良くすごせました。

でもその帰りに寄った回転寿司の店でその気分は壊れました。

入ってすぐマニュアル通りの挨拶を受け

持ち帰りを伝えると記入表を差し出し

「こちらに書いてください。」と言い、他の作業にかかりました。

私がセットものでいいと言うと記入表を引っ込め

「先にお会計をさせていただいてよろしいですか。」

私が「どのくらいかかるの?。」と言うと作業場に聞き

「20分くらいです。」と平然と答えました。

ここにはマニュアルしかありません。

自分が客だったらどういう応対をして欲しいかということを

全く考えていないということがよくわかりました。

「悪いけどそんなに待てないので。」

とその店を出ました。

たぶん二度と行かないでしょう。

岡山には安くておいしいと評判の居酒屋チェーンがあります。

チェーンといってもFC制なのでそこの店長がオーナーです。

ここは人件費を抑えるためでしょう。

高校生やフリーターと思える若者がどの店にも数名います。

一見、ちゃらtyらした雰囲気の若者たちですが

皆、きちんと敬語を使って接客しています。

オーナー店長が直ぐそばにいて厳しく教育しているのでしょう。

やればできるんだなと感じます。

サラリーマン店長ではこうはいかないでしょう。

サラリーマン店長はシフトを潤滑に回すことが一番です。

下手に叱って ぷいとやめられたら人配が大変になってしまいます。

オーナー店長は店の評判が第一です。

人手不足で苦労しようが店の評判が落ちて客が減るよりはマシと考えて我慢するでしょう。

マニュアルでない接客をおじさんたちが望んでいるのを、

単純なことで喜ぶことを経営者には知ってもらいたいものです。