独立行政法人  その2

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

朝、9時過ぎに平和祈念事業特別基金に電話を入れました。

1回のコールですぐ女性が出ました。

私はかくかくしかじかで どうなっているのか知りたいと言いました。

女性「受付番号を言ってください。」

私が答えるとしばらくの保留音の後

女性「お待たせしました。渡辺さんの申請は昨年7月に受け付けています。

    現在資料調査が済んで認定の段階です。もうしばらくお待ちください。」

私  「もうしばらくというのはどのくらいですか。あと半年ですか?1年ですか?」

女性「もうそんなにはかからないと思います。」

私  「でも申請してからもう1年経つんですよ。もうしばらくといわれても

     それがどのくらいか全く見当がつきません。大体の目途を教えてください。」

女性「普通は申請して半年から1年かかっています、」

私  「もう1年は過ぎています。申請して2回誕生日を迎えました。」

女性「私は電話応対の担当なのでそこまではわかりません。」

私 「だったらわかる人と代わってもらえませんか。」

女性「では担当のものから折り返し電話をさせますから

    お父さんに連絡したらいいですか。」

私 「年寄りで理解できないから私に連絡してください。」

女性「わかりました。折り返し連絡いたします。」

私は今日まで折り返しというのは5分から10分、

遅くても1時間以内だと思っていましたが午前中は連絡がありませんでした。

うかつでした。

折り返しというのはどのくらいの時間を言うのか聞き漏らしました。

ひょっとしたら半年から1年だったのかも知れません。

と思っていたら午後1時過ぎに電話がありました。

担当の別の女性が遅くなった詫びを述べてから本題に入りました。

女性「渡辺さんの入隊歴が8ヶ月しか確認できませんでした。
 
    送って頂いた資料でさらに2ヶ月確認できましたが

    合計10ヶ月で規定に2ヶ月足りません。

    それで保留していました。」

私 「なるほど。足りなかったんですね。

   でもそれでずっと保留するんですか。

   いつまで保留するつもりなんですか。」

女性「いつ国の方針で10ヶ月以上に緩和されるかもわかりませんから

    その時はすぐ対応できるように管理していました。」

私 「そのような動きがあるんですか?」

女性「今はありません。」

ふざけるなと怒鳴りたいのをぐっと抑え

私  「だったらその状況を連絡してくれてもいいじゃないですか。」

女性「ええ、いずれご連絡する予定でした。」

私とその女性の常識には大きな溝があるようなので

ここでもう諦めました。

私の拙い英語でイギリス人と話をしても

この女性とよりはコミュニケが取れるように感じました。

人というのは置かれた環境でこうも違うんですね。

狼に育てられた少女を思い出しました。