おいしいコーヒーの入れ方 その3

おいしいコーヒーの入れ方 その1、その2で

良いコーヒー豆を手に入れ万全の保存状態にできました。

次は豆を挽く段階です。

コーヒーミルには色々ありますが大きく分けると手動と電動とになります。

まず手動ですがこれは手挽きコーヒーミルと言われ皆さんも見られたことがあるでしょう。

ミル.jpg

手挽きコーヒーミルは3千円から5千円程度で買えます。

このミルで飲む直前に豆を挽くと部屋にコーヒーの香りが立ち込め

幸せな気分に浸れることでしょう。

折角良い気分になられたのを壊すようで申し訳ありませんが

こういったミルで挽くのはパーフェクトな挽き方ではありません。

と、言うのはこのミルでの挽き方は豆をすりつぶす方法だからです。

豆をすりつぶすと摩擦熱が生じ、

その熱が香りを発散させ品質にも影響を与えるからです。

ですから専門店にあるミルはすりつぶすのでは無く

豆を切る方式の物が多いのです。

但しこれは何十万円もしますので家庭には無理な話です。

でもまあ求道者では無いのですからあまり神経質にならず

雰囲気を楽しんでもらうのも良いと思います。

余談ですが1、2年前に北海道の喫茶店を舞台にしたドラマがあったようです。

その店が手挽きミルを使って豆を挽いていたらしく

全国で手挽きミルブームが起こってしまいました。

うちの店にも手挽きミルを探して何人も来られました。

(全員女性で30歳前後の方)

この時は大手メーカーの生産が追いつかず

品切れ状態が数ヶ月続いたものです。

本当にテレビの怖さを思い知らされました。

次に電動ミルについてお話します。

電動ミル.jpg

電動ミルには独立したもの、コーヒーメーカーに付属したものがあります。

どちらでも良いと思いますがコーヒーメーカーと一体になったものは

コーヒーメーカーが壊れると使いづらくなりますので注意が必要です。

懐事情が許されるならばナイスカットミル(定価2万4千円)をお勧めしますが

写真のCM-50(4800円)でも十分おいしく飲めるでしょう。

ミルが家庭にあると格段に楽しいコーヒーライフが送れます。

ぜひご検討ください。