会社勤めをしていた時、人事を担当していました。
正社員が数百人いましたから辞める社員がちょくちょくいます。
人事に成り立てのころは辞表を出した社員に会いに行って
辞めないよう説得していました。
でも途中から方針を変えました。
高卒1、2年目の男子社員が退職願を出してきたら
今まで同様説得しました。
いや説得と言うよりも忠告でした。
どういう特技、資格を持っていて何をしたいのか聞きました。
辞めて他所へ行っても
今と同じかもっと悪い条件になる事の方が多いと教えてやりました。
そして次をしっかり決めているのかを確認しました。
不況時だったので辞めてからどこか探そうとしても
なかなか良いところはありません。
決めてない者には明日にでも職安に行って求人票を見てみるように言いました。
それを見たら気が変わるかも知れませんから。
何人かに一人はそれで翻意しました。
まだ思慮分別がつかない歳だからと思ってやりました。
でもベテラン社員が辞表を出したら説得はしませんでした。
もう思慮分別があるはずです。
無ければいけません。
優秀な社員が辞めると言うからには
必ず先のビジョンを作っているはずです。
そして熟慮の末、辞表を出しているはずです。
それを説得できるはずがありません。
仮に説得できたとします。
そういう社員は思考力、判断力、決断力に問題があります。
問題がある社員には残ってもらってもメリットがありません。
だから説得しませんでした。
国会議員でも新人の中には
高卒1,2年目と変わらないレベルの人もいるようです。
伸城 9611
誰かさんのことを言っているんですね。あんまり期待しないほうがいいと思いますが。
ファインプレイ
なるほどですね。職安の求人票を見に行かせるくだり等は現実的です。
慰留されると組織に必要とされていることを証明された、と勘違いする増上慢がいて困りますから、進退伺いへの対応の際に参考にします。
風刺は時代が下るとその存在意義が消え去りますが、この項の実務的な内容は、風刺を求める以外の他の読み手を呼ぶと思います。